小さくても威力あり!そんなお灸って?
鍼灸日記
仕事の後に用事があったため、かなり焦っていた昨年末のこと。
階段の手前で段差があるのに気づいて、「段差あるな~」と思った次の瞬間、
アスファルトで手と顔面を擦りむき、転んでいる自分がいた。
だがどうやって転んだのか、全く記憶がなく驚いた。
またいろんな人から「骨折しなくて良かったね!」と言われた。
そんなことがあったので、今年は急いでいる時こそ、ゆっくり着実に
事を進めていこうと思う。「急いては事を仕損じる」である。
この冬の寒さはきつい、冷えを感じるという人が多い。
いつもはそこまで着こまないが、この冬はすごく重ね着をしているという声も聞く。
そこで今回はお灸のお話を。
お灸には色々種類があり、点灸もその一つである。
方法としては、もぐさ(植物のヨモギが原料)を親指と人差し指で柔らかくひねり、
米粒の半分位~米粒の大きさにしたものをツボにすえてお灸をするというものだ。
昔、おじいちゃん、おばあちゃんがやっていたのをご存知の方もおられるだろう。
昔は皮膚の上にじかにもぐさをのせてお灸を行ったものだが、
現在ではやけどや美容面等の理由で、じかにお灸をすえるより、
シールなどを使って行うことの方が多くなっている。
そんな点灸だが、お灸をすると熱が一瞬でカラダに入っていくのが分かる。
それを「温気持ちいい」と表現する人もいる。
カラダ(もぐさの大きさ)は小さいけれど、威力は抜群といえる方法である。
そんな点灸をセルフケアでやってみたいという人に裏技として100均のコルク板を
用いてもぐさをひねるやり方があることをお知らせしたい。